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死地を越えよ

22歳くらい

GUのコピーが面白い

GUがめちゃくちゃイケてる話。

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GUは今、高良健吾がモデルやってるんだけど、それがめちゃくちゃかっこいい。高良さんのために買いたくなるくらい。GUに行ったら是非とも、頭上にある横長のポスター(上の写真のような)を見てほしい。まず、高良さんを見て「ああ、かっこいい」と思ってから、そこで目を離さずにコピーも読んでほしい。上のでいうと、【羽織れば、即、今年っぽい。】のやつ。これはGUのHPに載ってたやつで、特別面白くはないけど、店舗には他にも何種類かあって。

 

【MA-1は空を飛ぶための服だ】というのがあった。(原文ままではない。正確に覚えていないがこんなニュアンスの)これは面白い。今年大流行りしているらしいMA-1はそもそも軍服のフライトジャケットである。それを知らずに流行りだからと着ている純真な人に対して、斜に構えたファッション好きはきっと「あれは、元々飛行機乗りが着る服だったんだよ。それがおしゃれなんて、市民権得ちゃってさ~」とか言う(笑)。性格悪い、私みたいなやつが言う(笑)。でもそんな斜に構えた偏屈な奴に対してGUは、「ん?知ってるよ。MA-1は空を飛ぶための服だよ?僕はこれを着て羽ばたきたいんだ」って正攻法で返してくる。逆手に取ったか~~~と私は思った。これはやられた。面白い。

 

あと、これ。

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【ワイン色。青二才には似合わないね。】

青二才:年が若く、まだ一人前になっていない男。(三省堂国語辞典

このMA-1ブルゾンは、カラー展開がブラック・ワイン・オリーブ(カーキ)・ネイビーなんだけど、やっぱり一番手が出ないのがワイン色(えんじ)だろう。チャレンジャー・上級者しか手を出さないであろう色。青二才には似合わないよ?」と言って、こちらを試してくる。「お前はワイン色の器か?」と。

と、そこに競馬場で険しい顔で新聞を眺めていそうな60歳過ぎくらいのおじさんが、熱心にこのMA-1を吟味していた。ワイン色を何度も、何度も羽織って試している。「さすがっす、先輩」と私。青二才には似合わねえよ。俺が着るんじゃ、見とけ若者」とおじさん。そんな会話が聞こえるようだった。ところが、しばらくすると、おじさんはネイビーにも手を出し始めた。ワイン色とネイビーで迷い始めた。「このワイン色、あなたに着こなせなかったら誰に着こなせるんですか!」と、私はもう釘付けだった。私はワイン色を応援した。おじさんにワイン色は似合っていたし、GUからの挑戦状に受けて立ってほしかった。人生の酸いも甘いも経験したであろう、青二才の対極にいるおじさんが着ずに、誰が着られようか。おじさんは何色を買うのだろうか…。私は静かに見守った。本当に長い間迷っていた。

 

 

おじさんは・・・・・・・ネイビーを買った。

それは、GUの勝利なのか。はたまた、年齢を重ねたからと言っておごり高ぶらず、まだまだ自分は発展途上であるとするおじさんの勝利なのか。

買ってもらえるほどの魅力がなかったGUの敗北なのか。GUからの挑戦にビビってしまったおじさんの敗北なのか。

この攻防の真相は誰にもわからないことなのであった。