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死地を越えよ

22歳くらい

月に一度会う人②~考察編~

その他

 

aikokikutokuraiko.hatenablog.com

 

病院の先生の専門は、患者の病気を治すことです。おしゃべりのプロではありません。そんなことわかっています。しかし、どうも患者の気持ちに寄り添えない医者が多いなあと、よく病院に行くプロ患者の私は思います。どうしてでしょうか。

私なりに考察させていただきますと、患者として医者に憧れ、医者を目指す人(患者経験者が医者を目指す)が少ないことが一因であると考えられます。学校の先生を目指す時、「学生時代に出会った先生がとてもいい先生だったから」という志望理由はありふれているように思いますが、「(子どもの患者が)自分の大病を治してくれた、あの先生にようになりたい」というのは少ないと思います。理由は2つです。1つ目は、そもそも子供のころに大病を患っていると、健康状態による制約があり、医者のハードな労働環境に適応できない場合があるということ、2つ目は、医者が狭き門であることです。医者になるには教師よりもずっと勉強ができなくてはならず、憧れだけで突き進むことは難しいです。医者という職業は、社会的ステータスになるから、親が医者だからなど、やりがいのほかにも医者を目指す大義名分が豊富にあるため、医者に憧れる患者以外の参入が大きく、さらに厳しい競争です。大きく分けてこの2つが、患者経験者(子ども)が医者にならない理由だと私は思います。(ちなみに、余談ですが、私には医者になんかなるもんかと思った理由があります。「お医者さんは病気なんか治してくれない。病気は自分で治すものだ」と幼いながらに、気づいてしまったからです。(笑) 医者はスーパーマンのような気がしますが、病気に立ち向う患者様の方がずっと強く、美しいです。)

というわけで、「患者が医者に憧れ、医者を目指す」パターンは少ない、つまり、病気になり患者側(受け手側)を経験して、医者(与える側)になる人が少ないため、なかなか患者の気持ちを分かってもらえていないのだと考えます。(元カレが薬剤師を目指していましたが、彼はスーパー健康体で病院・薬局なんか人生でほとんど行ったことがなく、お薬手帳?なにそれ?状態でした。患者なめんなと思いました。)

 

病気の治療までしてやって、さらに医者に優しさとかトーク力とか求めるな、とおっしゃる方もいるでしょう。その通りかもしれません。しかし、患者と医者はつかず離れず、月に一度会う(私の場合)ことを約束されている不思議な関係です。その人の人生に比較的、長く、深く関わる、数少ない一人なのです。処置以外の、診察中のひとつひとつの言葉・表情・仕草なども患者に大きな影響を与える治療の一つであることを忘れないでいただきたいです。患者は注射や薬だけに助けられているのではありません。先生の言う、些細な一言に救われることもあります。(今度そのことも書きますね。)

 

全国のお医者様、また医者を目指す皆様、お世話になるのに文句垂れてすみません。いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。